テニスダブルスは、2人1組でやります。当たり前ですね。だからダブルスというんです。
一人でやるならシングルスです。
ということは、自分ひとりじゃ絶対できない、ということです。
ペアが必要です。
そのペアってどうやって決めてます?
ダブルスのペアって、特に決めずにフラフラする人もいるけど、わりと固定する傾向がありますよね。
ペアって面白いもので、1+1が3にも5にもなるときもあるし、0.5とか、逆にマイナスになるときもあったり。
ペアで共同で作業するので、ダブルスを楽しくするにはペア選びって重要です。
今回はそれについて述べてみます。
プレイヤーの前に、その人といて楽しいか
テニスの前に、というか、そのペアを組む人と多少言葉を交わすと思うんですよね。
実際にはテニスするだけなんで、そういうのは不要、
とか、言うひともいます。
まあ、そういうテニス求道精神みたいなものも否定はしないんですけど、
真剣に勝ちたい実業団とかあるいは学生のそれとか、そういうものでない限り、
やはりテニスは楽しくないと意味がないと思います。
楽しくプレイするには、やはり楽しい人というか、人として話していて気持ちいい人、
のほうが、良いと思います。
これはもちろん、相性だけを重視し、仲良しこよし。
負けたりだめなプレーをすべて許容してなあなあでやっていく、
というのとは違います。
相性というものが誰にでもありますし、また、テニスをしてたらまた人の違った面が見えたりして楽しかったりするのですが、
「あ、私はこの人はどーしてもだめだ!」というひとと無理から一緒にプレイして仕方がないです。
相手にとってもよくないとおもうし、もうその人とはだめです。
諦めたほうがいいと思う。
実力の近い人
最初の条件をクリアしたひとであれば、実力はほとんど関係ないのですが、
実力がそこそこ近い人のほうが出場する試合のレベルなどもだいたいわかってきますし、
プレイのレベルが近いと、考え方も近いものがあるので、やりやすいと思います。
また、目標とするものも一致させやすく、プレーにも整合性がでてくるでしょう。
ほとんどうまくいかない夫婦ペア恋人ペア、夫婦仲が悪くなるケースも
ミックスダブルスに夫婦で出場する方がたまにいらっしゃいます。
でも大抵の場合はあまり結果を出せていないようです。
これは、ズケズケ言えるような間柄だけに、ストレートな言い方が増え
ペアとしてうまく機能できていないケースを良く見ます。
テニスのために、かえって仲が悪くなったりして、こうなると一体何のためにプレーしているかわからなくなります。
超ベテランのご夫婦のペアでは、そういうのを突き抜けた後の世界に要られる方々がいて
結果を出しているペアもいらっしゃいます。そういうペアは率直に物はっきり言いながらもメンタルが全く崩れず、勝ち進みます。が、かなりレアケースで、100組に1つある程度ではないかと推察されます。
プロの選手のペア選び、実は我々とあまり変わらない?
プロはどうやってペアを見つけるのでしょうか。
じつは、特に決まりはなく、ふつうにプレイヤー同士で声を掛け、
ペアを決めるようです。ミックスも同様。
ただ、一般と異なるのは、プロは基本的にシングルス志向です。
賞金がシングルスがダブルスの倍で、注目度から言ったら、桁外れに異なります。
おそらく9割以上のプロはシングルスに重点を置いているのではないでしょうか?
したがって、ダブルスはあまり重みをおいていなくて、
シングルス優先するために、ダブルスを棄権するということも
よくあったりします。
以前ダブルスのグランドスラムで複数回優勝した杉山愛選手でさえ、
シングルス優先という選手の気持ちも理解できるし、
自分もシングルス優先とはっきりいっています。
まとめ
テニスのダブルスのペア選びについて述べてみました。
なんというか、テニスの価値観が一緒の人がなにかとよく、
あるいは、多少自分がちがっていても、その価値観が尊重できて
自分に対しても成長をもたらすものであれば、より良いのかな、と思います。
なんだかペアの話をしていて、恋人選びの方針のようになってきていますが、
実は似たようなものかもしれません。
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