テニスのダブルスでは、リターンが固定となります。
右側でリターンしたら、ずっと右側でリターンです。
ルールでは、セット内固定であり、試合固定ではないのですが、
まあ、あまりそういうことをするペアはいません。
そもそも一般プレイヤーでは1セットマッチがほとんどです。
ので、まあそれは気にしなくてもいい。
で、ダブルスの試合になったら、どっちかのサイドを選ぶ必要があります。
あなたは、どっちを選びますか?あるいは選んでますか?
リターンサイドは、右がデュースサイド、左がアドサイド
テニスコートのネットを挟んで自分側の部分に注目すると、中央に線が引いてあるが見えますよね。
この線の右側を、デュースサイド、フォアサイド、などと呼びます。
左側をバックサイド、アドサイド、アドバンテージサイド、などと呼びます。
右か左か。
結構これは悩ましい問題です。
サイドの呼び名ですが、
フォアハンドショット、バックハンドショットと混同しそうになるので、
ここでは、デュースサイド、アドサイドとさせていただきます。
どちらを選ぶか、さまざまな選択方法を紹介します。
・テニスの実力で選ぶ
右がフォアで、左がバックと呼ばれ、アドサイド→バックハンド→難しい、みたいなイメージが一般にあるようです。
このことから、右のほうが優しく、左のほうが難しいイメージがあったりします。
なので、デュースサイドが初心者、アドサイドが強い方、などと決めるケースが多いです。
・テニスの正確で選ぶ
また、フォアサイドは攻撃するのに適しているので、攻撃が得意、逆にバックサイドは、シビアなポイントのことが多いので、
慎重で守備的なタイプ、というのもありです。
・ショットの違いで選ぶ
ショットで分けるという方法もあります。
ここで、デュースサイドの場合を考えてみると、通常のリターンやストロークを考えると、
フォアハンドはクロス
バックハンドは逆クロス
となります。
一方アドサイドのことを考えると、これが逆になり、
フォアハンドは逆クロス
バックハンドはクロス
となります。
これらをベースに自分とペアがどちらが、得意か、というのを考えてサイドを決めるというのは合理的な選択です。
ちなみに、フォアの逆クロスより、バックハンドの逆クロスのほうが難しいショットです。
なので、実力の高い方がデュースサイド、という方がこの視点では理にかなっています。
ただ、それぞれのショットの得意不得意で、決めるべきでしょう。
・利き腕で選択
利き腕で決めるというのもあります。
右利きがデュースサイド、左利きがアドサイド、という選択が多い気がします。
これは、両サイドのボールをカバーできるように、ということからこの選択をします。
右利きの私が、左利きの方とペアを組んだ時、この方はがんとしてアドサイトオンリー。
私はかならずデュースサイドでした。
しかし、わたしはバックのほうが得意でどちらかというと、アドサイドのほうが得意と思っていたのですが、
これは全く聞いてもらえませんでした。
ちなみに、プロは、右利きがアドサイド、左利きがデュースサイドにするそうです。
これは、センターの守りを厚くする、という意味だそうです。
まあ、ここで、プロの人は読んでいないと思うのであまり関係ないですが。
まとめ
テニスのリターンのサイドは固定です。
ペアを組むとだいたい、ペアでリターンのサイドも固定されることが多く、
リターンのサイド選択は重要な問題です。
ペアでよく試合に出ておられる方は、一度、練習のゲームなどで違うサイドでやってみてはどうでしょうか?
いつもと異なった展開で、新鮮でもあるし、サイドを変更しないまでもお互いのサイドの行動がわかったりして、
得るものが大きいかもしれません。それによってペアの勝率がアップするかも。
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